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【校長室通信⑬】水剣山

 コロナ禍できることはないかと令和2年の5月ごろから初心者でしたが、低山登山を始めました。これまで、50回ほどの登山で70座あまりを登りました。
 

 11月5日(土)に校区の「水剣山」(標高870メートル)にソロ登山。

 前から気になっていた『水剣山』ですが、「ヤマビルが多い」「急で登るのが大変」などと聞いていたので、「この時期ならヤマビルはいないし、急な山を嫌がる連れ合いも仕事でいないので登るなら今日だ」と思い、登山を決行。大谷の集落からさらに300メートルほど山に入った駐車スペースへ。駐車されている車はなく、貸し切り登山になりそうです。10時10分、東尾根コースから周回コース(反時計回り)で登山開始。いきなり急登。登山道も落ち葉ではっきりしていないところがあり、所々設置してある階段と久しぶりにピンクテープ(登山道沿いに木などに巻いてあるテープの印)を頼りに登りました。時々、フラットな道もありますが、急坂、アップダウンの連続で、一歩の歩幅をいつもより小さくして山頂をめざします。途中視界が開けたところからは河東小学校あたりがよく見えます。そして、南に目をやると播磨灘に浮かぶ家島も見えます。。808メートルの『水剣槍』で一休み。ここから水剣山山頂が見えます。尖った三つのピークが見えます。「ここまできたら後は標高差70メートル、さすがにしんどかったけどあと少し」と思ったら、そこから急な下りで一気に標高100メートルくらい下りました。つまり鞍部から山頂までまた標高差150メートルほどの急登です。所々、登山道も不明瞭になりますが、ピンクテープは30メートル間隔で途切れずあり、迷うことなく登っていけます。雨が少し降り出しましたが、木々の下だったので濡れることはなかったです。とにかく、急な道で、汗は噴き出すは、足は上がらなくなってくるは・・・ところが、まだまだだろうと思っていたら突然、フラットな場所に出ました。ちょっと拍子抜け。北東ピーク(標高877メートル)にも寄りましたが、周りの木々で眺望はありませんでした。引き返し、5分ほどで水剣山山頂到着(12時5分着)。網干や海沿いの工場、その向こうの播磨灘、家島がよく見えます。やや東には淡路島も薄ら見えます。晴れていたら四国の山々も見えることがあるそうですが、さすがに今日は曇りでそこまでは見えませんでした。近くには長水山が眼下に見えます。ここで昼食、と思い準備をしていると箸を忘れていることに気付きました。せっかく持ってきたインスタント飯は諦めました。サンドイッチを一切れ別に持ってきていてよかったです。また、せっかく沸かしたお湯がバナーごと突風でひっくり返り、もう一度沸かし直しもしました。でも、山頂コーヒーは最高でした。下山は西尾根コースから下山(12時22分山頂発)します。いきなり急な下り。木を掴みながらでないと下りられないほど急でした。また道が細く、道幅が靴幅程しかないところもありました。コースタイム1時間40分を1時間あまりで下山。最後は沢を渡り、東尾根コースと合流。下山すると、駐車スペースに大阪ナンバーの車が一台停まっていました。その方は、東尾根コースから登られたのか出会うことはなかったです。(駐車場13時30分着)
 全行程5.2㎞ 所要時間3時間14分(休憩25分)の登山でしたが、急登の連続だったので、脚は少し筋肉痛になりました。これで蔦沢小校区の宍粟50名山『篠の丸(戸倉山)』に2回、『長水山』に3回、『水剣山』1回と、全て登頂しました。登っている時はきつくてしんどいのですが、山頂に着いた時の達成感は格別です。
 秋の一日、皆さんも親子登山をお薦めします。宍粟やその周辺にはいい山がたくさんあります。ただし、『水剣山』は急な山ですので、ちょっと覚悟して登ってください。

蔦沢小 和田

左:水剣槍からの水剣山  右:山頂からの眺望